2007年02月18日(日) [長年日記]
■ 野火
先日購入した「野火」のDVDですが、今日見ました。ここ数年原作を読んでいないので忘れ気味のため詳しく比較は出来ないのですが、元々あった抽象的な表現がだいぶ減って、純粋な戦争映画っぽくなってた感じでしたね(敗走してるだけですけど)。で、オマケにオチも変わっててビックリしました。元は、助かった日本兵が病院かどこかで手記を書いて、その手記を元にした物語、という設定だった気がするのですが、映画版では最後に←ネタバレ
で、まあ、映画版は映画版でそれなりに面白いんですが、やっぱり「野火」は小説で、大岡昇平の文章で読んでナンボ、という気はしましたね。同じストーリーをベースにした別物として楽しむのが良さそうです。
という事で、次は、同時に買った「奇談」をまだ見てないので、そっちを読んだら感想書きます。