2003年08月11日(月) [長年日記]
■ 陰摩羅鬼の瑕・読了
つー事で読み終わりました。ひとまずネタバレを避けて感想を書くと
と、ここまで書いたのを読み返してみると、あまりネタバレでは無いのですが、どうも読む前に見てしまうとアレな内容でもある気がするので、一応スミ消しで微妙に消しときます(別に読んでも影響ない気もしますが)。とりあえず、姑獲鳥や魍魎を超えるデキではないなあ、という事でひとつ。
■ True Love Story Summer Days, and Yet...感想
今回のは意外とイイです。驚いたことに。何がいいかというと、前作までは、限られた期間の中で女の子の好感度を上げて告白されるのが目的だったわけですが、今回は、永遠に続く夏の日、という設定の中で、期限無しで自由に行動することが出来るため、事実上、無駄な「バッドエンド」が無くなったようなのです。まあ、某歌月十夜あたりとは違って、何か理由があって日々が繰り返してる、というわけではなく、そのへんの説明無しで、とにかく日付がなくて曜日のみあり、延々と日々がなんてこと無く続く、という、考えてみれば無茶苦茶な世界なわけですが、それはそれで、前作までの「期限つき」がイヤだった人に対しては非常に効果的な改良となってると思います(小野田も、期限の中で機械的にイベントを発生させるという「作業」になりがちな前作までのシステムに疑問を持っていました)。ま、日付が無いので、誕生日とか、そういう日付限定イベントは撤廃せざるをえなくなったわけですけど、そのへんを補って余りある英断だと思いました。
が、このゲームはウケないだろうな、と思いますけどね。言ってみれば、同級生2が「ザ・シェフ」なら、TLSは「クッキングパパ」みたいなもんですからね(わかりづらいことこのうえないな……)。つまり、主人公は徹底的に無個性、登場する女の子キャラは、世の中の男どもの理想の平均値を取ったような優等生揃い(クセがあるのはいるものの、TLSの中でのみ見えるクセであって、通常のゲームの中では埋没する程度の差異)、で、ギャルゲーなるものが既にシューティングゲームと同様、マニアック期に入っている事を考えると、こういう、良く言えばピュア、悪く言えば凡庸なゲームは、埋もれるしかないと思うんですね。
ま、それでもそれなりに面白いので、とりあえず何人か攻略してみることにしますかねぇ。つーか、夏なんだから外出ろよ、って感じですね。小野田。お盆休みなのに。
■ なんか
微妙に2トピックとも長めなので今日はこんなところで。というか、ネタ無いんですけど、この他に。まあいいか。ではまた明日。
小生、ギャルゲーをあまり嗜まないので、探せばまだまだツボるゲームがあると存じますが『Piaキャロ2』(SS版)は結構楽しめてしまいました。コスチューム好き、か?
コスチュームですか(笑)小野田赤は「元気なショート」属性ですし、こういうモノは結構好みがハッキリ出るもんなんでしょうか。えーと、僕は……ちっちゃくてポニーテール?←馬鹿