2006年10月14日(土) [長年日記]
■ 京極夏彦「邪魅の雫」読了
んー……。なんというか、平坦に物語が進んでいき、とりあえずバタバタと人が死んでいくものの、誰に感情移入していいのかよくわからず、結局最後はとりあえず京極堂が出てきてフツーに解決してしまう、というだけの物語でした。ウンチクは少なく、登場人物の魅力にも欠け、本の厚さのワリには「薄い」感じでしたねえ。そろそろ作者もこのシリーズを続けていくのがツラくなっているのか、それともこれでいいと思ってるのかはよくわかりませんが、とりあえずイマイチな感じで残念でした。
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