2008年09月06日(土) [長年日記]
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だいぶ前から読んでいるガルシア・マルケスの「族長の秋」が、あまりにも読むのに体力がいる小説なもので、ここらで多少は軽いモノを読んで一息入れたいなあ……と思い、各所で評価の高い、このSF恋愛小説を買って読んでみました。……が、小野田的にはイマイチ?面白くない事はないんですが、恋愛小説として見ると、特に深みもなく単に意味もなくお互い好きあってる、というだけの設定ですし、SFとしては、小野田はSFはあまり読まないのでわからないのですが(小野田が萩尾望都の描く、なんだかややこしいと思われるSFにチューニングがあってるためなのかもしれませんが)、これでいいのかなあ、というようなオチで、微妙に納得がいきませんでした。なんか溜飲が下がりきらないというか……。
ただまあ、表紙はかわいらしいので、本棚に表向きにして置いておくにはイイかもしれません。とりあえずこれで読書勘も多少は戻ったと思うので、ボチボチ「族長の秋」を読み進めたいと思います。
■ にしても
一週間更新してませんでしたね。なんだか妙に忙しくて……。今月中は更新頻度は低いと思いますが、週に一回くらいのペースで来ていただけるとちょうどいいかもしれません。ハイ。