小野田洋仁郎見た

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2008年06月19日(木) [長年日記]

萩尾望都「マージナル」が舞台化

だそうで。すげー。「マージナル」は萩尾望都のSF漫画ですが、結構ややこしい話で、えーと……不妊を引き起こすウィルスに地球が犯されてるわけです。で、子供が生まれないわけです。しかし「マザ」という地球上で唯一の女性と契る(「マザ」は「センター」におり、そのセンターに精子を預ける)事で子供を貰えるわけですよ。でもその子供は、遺伝子の関係で必ず男だ、と。で、一人の女(マザ)と、男ばっかりの社会が形成されてて、にも関わらず色町とかがあったりもするわけですよ(男同士で)。で、しかしその唯一の女性「マザ」は、「カンパニー」の手によるマージナルプロジェクトにより作られた存在で、実はこれは地球を使った壮大な実験なわけです(宗教的な理由から「マザ」という存在が創造されたわけですが、実際には地下の無菌室みたいなところで、月の市民から提供された卵子を使って受精させている)。もちろん実験なので、男ばっかりなのは地球だけで、月やら火星やらには女も普通にいるわけです。つまり、カンパニーの人間は「地球の未来に希望をたくして、遺伝子と文化とが相互に作用して起こる進化の奇跡を求めて」実験をしているわけです。

……いや、この話、説明するの物凄く難しいなー。ネタバレじゃないのか?と思えるくらいの情報を書いてますが、多分これだけ書いても、ほぼネタバレしてないってのも凄いですね。えらい密度の濃い話です。

で、そんな漫画が舞台化ですよ。舞台化するスタジオライフというのは、男性ばっかりの劇団らしいので、うってつけな気もしますけど、上のような物語をどうやって舞台化するんでしょうね。興味深いです。小野田も是非見に行きたいですけど、どう考えても客は女性比率高いだろうなあ……。とりあえず八月末くらいに始まるようなので、それまでちょっと悩んでみます。


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