2002年07月16日(火) [長年日記]
■ 8000ヒット到達
昨日、8000ヒットに到達したようですね。が、今回もいつものパターンで、申告がありません(笑)そんなに知らない人ばっかり来てるとは思えないんですけどね、このページ。まあ、記念ヒットを踏んだところで、ページに名前が残るだけなんで、イマイチ申告する気にならないのかもしれませんが。
で、今回8000ヒットを踏んだのは、proxy7.sagam1.kn.home.ne.jpというプロキシーを使っているアナタです、アナタ。どこのプロキシーでしょうね、これ。ケーブルテレビかなんかでしょうか。まあとりあえずsagam1さん(誰だ)おめでとうございます。
ひとまず緑柱石もようやく8000ヒット。最近メインコンテンツがあんまり増えていませんが、まあ、のんびり運営していきますので、今後ともよろしくお願いします。
■ 台風
結局千葉の東側をかすめてどっかに行ってしまいましたね。小野田が住んでいるのは西側なので、大雨+風少々程度ですみました。全国的にもそれほど被害は大きくなかったようで何よりです。それにしてもやはり秋じゃないと台風は真価を発揮出来ないのでしょうか。いや、発揮してもらっちゃ困るんですけどね。
■ 講談社学術文庫「境界の発生」赤坂憲雄・著 買いました
ということで買いました。1989年に出た本からいくつか削っていくつか足した本です。小野田は赤坂ファンなので、とりあえず見かけた本はなんでも買います。
これは、赤坂氏が初期によく扱っていた異人論・境界論についての本で「異人論序説」だとか「排除の現象学」などの一連のグループに入るようです。赤坂氏、初期はこのテーマで色々書いていたんですが、最近全然書かないのでどうしたのかと思ったら、序文(2002年4月に書かれたもの)に「それ(異人・境界などの概念)は、人間や世界を解釈するのになかなか有効であった、しかし、結局のところ人間や世界をあり合わせの解釈の鋳型に押し込んで、わかった気になって祀り棄ててきただけのことではないのか」という文があり、その疑問から最近はそのテーマを扱うことを避けていたようです。とはいえ、赤坂氏がこの後に自らを民俗学者と名乗り、「東北学」という知の運動を開始するのは、この初期の論の存在を無視して語ることは出来ません。本人もまた、今行っていることが、この異人・境界・供犠についての「その後」を書き継いでいるのかも知れない、と語っています。
まあそんなわけで、あいかわらず読む本はたまりっぱなしなんですが、ひさびさに小野田の好きなテーマの本なので、何冊か飛ばして読んでしまうかも知れません。読んだら感想書きますね。