2002年06月05日(水) [長年日記]
■ プリデイン物語読了
読み終わりました。日曜日に四冊届き、今日読み終わったので、ちょうど一日一冊読んだことになりますね。読むのが遅い小野田にしては、いいペースでした。
それにしても、昨日も書きましたが、いい作品でしたね。主人公タランの少年から王者へと至る成長が要所を外さない軽快な文章で描かれ、周囲を彩る人物や妖精達も、誰一人として埋もれることなく個性をハッキリと示しているのは感心しました。特に最終巻である第五巻では、今までに登場したオールスターがまんべんなく活躍するのが嬉しいですね。また、今までは常にタランを追う形で物語が語られていたのが、この五巻だけは視点があちこちに移るのも、壮大な物語を語り締めくくる上では効果的だったと思います。最後はいわゆる大団円で、読後感も良く、誰にでもお勧めできる良質なファンタジーでした(といっても小野田、他のファンタジーってあんまり読んだこと無いんですけどね。指輪物語すら読んでないんで)。
で、本編を読み終わったんで、二冊あるという絵本も読んでみたいところですが、これはかなり手に入りづらいシロモノのようです。近所の図書館にはあるようなので、そのうち行って読んでみましょう。
■ Peggyシリーズ Ver4.03リリース
って事で、小野田愛用のエディタがリリースされたようです。今回の目玉は、MocaScriptで、ユーザーが設計したダイアログを出せるようになった事でしょうか。使い方によっては色々面白いことが出来そうですが、例によって思いつきませんね。でもまあ、ありゃあったで便利ということで。
■ お買い物
プリンタのインクカートリッジが切れたので、買いに行きました。ややマイナーなHPのプリンタなんで、最初に行った文房具屋にはなく、結局歩いて10数分の電気屋にて発見、購入しました。4000ナンボでしたが、たかがカートリッジが結構高いんですねえ……。
で、ついでに本屋で萩尾望都「ゴールデンライラック」を購入。表題作の他「ばらの花びん」「マリーン」を収録。表題作は、なんだかストレートな話でした。「ばらの花びん」は、どっかで読んだことあるような気がしたんですが、よくよく考えると「半神」に収録されていた「真夏の夜の惑星」(SFなのに「オレだって家出してロック歌手になりたかった!」というキレた名ゼリフで有名)でした。男女が極限状態で醜態をさらすところが。「マリーン」は、原作が違うせいか、どうにもちょっと変な感じですね。とりあえずディデットがほったらかしなのが気になりました。あとは萩尾望都では「銀の三角」を読んでみたいんですが、どこにもないですね。そのうち神保町クエストでもしましょう。