2002年06月01日(土) [長年日記]
■ サッカーと野球のゲーム性
何か昨日から今日にかけて妙にアクセスが多いと思ったら、こちらからいらしていたようです(笑)確かに昨日のワールドカップについての話は、ちょっと誤解を生む書き方だったかも知れません。気に障ったサッカーファン・野球ファンの方がいたら申し訳ないです。一応それぞれ弁明しておきます。
で、まずは野球について。「何も考えないで楽しめる」というのはどういう事かというと、野球というスポーツのゲーム性(面白さ)の多くが、ルールの上に成りたっている事に由来します。つまり、サッカーにしても野球にしても、面白いところは「点が入る」部分ですが、野球は、その「点が入る」過程が、ルールによっていくつかのパターンを与えられています。つまり、二塁以降にランナーがいてヒットを打てば点が入る(入らない場合もありますが)、塁に人が多いほど守り側は不利である、ホームランを打たれると問答無用に点が入る、といった具合です。野球は、点を取るための過程が(ルールで決められているという点で)シンプルであり、ルールを知ってさえいれば予測もある程度容易なため、サッカーよりもゆったりと、先を読みながら楽しめるのです。この部分を「何も考えないで楽しめる」と表現したわけですが、ちょっと言葉が足りなかったかも知れません。
で、反面、サッカーの場合はルールはシンプルであり、シンプルゆえにスピード感が生まれ、数秒後には何が起こるかわからん、というのがウリだと思うんですが、小野田としてはそれが疲れてしまうんです。とてもじゃないけど「何も考えないで」は、見られない。で、点が入るのは必ず一点ずつなんで、その一点がどういう過程で取られるかが楽しさのキモなんですが、それに関しては、上級者の楽しみ方(各選手の動きの分析など)をしないといけない。つまり「一点」の質の違いについて、サッカーは見る側が考えないといけないのが、難しいんじゃないかと。これはいわば、野球でヒットを打たれる場合に、配球について分析するのに似ており、配球の分析なんてのは、難しい楽しみ方の部類に入りますが、サッカーの場合は常にそういう楽しみ方を要求されるのではないかなあ、ということですね(書いてて、そうでもない気がしてきましたけど。「うわー、あの選手、ボールさばきがうまいなあ」って楽しみ方もアリですよねぇ)。
要は、サッカーはルールがシンプル故に自由な楽しみ方が見ている側に与えられているため、結果的に見る側が積極的に楽しむ努力をしないといけない。野球は楽しむための要素をある程度ルールが負っているので、ルールを覚えさえすれば、あんまり考えないでも楽しめる、(のではないか)って事でしょうか。これはあくまで小野田の偏見にもとづくものであることは言うまでもありません(笑)
■ ですが、難しいこと考えないで見てみりゃいいじゃん、という考えは同意です。小野田はちょっと考えすぎるきらいがあります。上の文章も、よくまあこんな事を無駄に考えてるもんだ、と思います(そのわりにはまとまってなくって恥ずかしいですが)。
まー、これでも小野田、小学生の頃は「キャプテン翼」を読んでハマッて、サッカーボールを親に買ってもらったモノの、もったいなくて土の上で蹴られずに家の中だけで遊んでいたという駄目な過去を持っていたりするんで、サッカーも楽しめるとは思うんです。ひとまず、日本戦は見てみます。ハイ。
■ 光化学スモッグ注意報
が、小野田の住む町で発令されていました。光化学スモッグって昔からよく聞きますが、よく考えるとなんだか知らないので調べてみましたが「光化学オキシダントが大気中に高濃度に滞留した状態。目や呼吸器に障害をもたらす」だそうです。光化学オキシダント……?
……まあ、注意報が出ているときには、外に出るな、って事ですね。
■ 今日のドールハウス
煙突でした。ひさびさに、デキの良い煙突でした。デキの良い煙突ってなんだ、って感じですけど。