2003年03月26日(水) [長年日記]
■ マイコンBASICマガジン休刊
だそうです。ショック……。
小野田は完全にベーマガ世代でして、最初に買ったマイコン雑誌こそ「マイコン」だったものの、継続して毎月買うようになった最初の雑誌がベーマガでした。ベーマガは当時のパソコン(マイコン)が標準で搭載していた言語「BASIC」で作られたゲームプログラムを毎月多数掲載しているのがウリで、「高価なオモチャ」だったマイコンをゲーム製作に使っていた少年たちにとってバイブル的な雑誌でした。小野田もその例に漏れず、気に入ったゲームを見つけてはそのプログラムを入力し、遊び、解析してプログラムを覚えたものです(ちなみにプログラムリスト読み上げ係と入力係に分かれるのが結構ポピュラーな方法だったようで、小野田は入力係、兄が読み上げ係でした)。ベーマガがなければ、今の小野田は確実に存在していないでしょう。
いずれにせよ、これで一つの時代が終わったな、という気がします。「マイコン」は「パソコン」になり、高価なオモチャから万人に必須のものに変わりました。そんな中、「マイコンを使う=プログラムを打つ」という図式はとっくの昔に崩れ去ったのにも関わらず、時代と抗いながら続いてきたベーマガは、ついに終わりを迎えます。小野田にとってベーマガは、「はじまりの場所」でした。それが無くなるということは、なにか、帰る家を無くしてしまったような喪失感を覚えます。しかし、時代は変わります。過去は思い出として、新たな歩を踏み出す礎とすべきでしょう。
最後に。パソコン黎明期に生まれ、数々のマイコン少年/少女に多大な影響を与えた「マイコンBASICマガジン」……「ベーマガ」という愛称で親しまれた雑誌があったことを小野田は一生忘れません。ありがとう、ベーマガ。
■ とか
キザっぽいことを書いてる小野田ですが、いきなり花粉症が発症して死にそうです。助けてくだちい。