久々のアドベンチャーゲームであるが、残念ながら未完である。当時使用していたグラフィックツール『SHINE』(自作。シネではなく「シャイン」である)で、かなり大規模なオープニングを作成したのはいいが、メイン部分を作る前に力尽きてしまったようだ。

物語は、人口が増加しすぎて人が住めなくなった地球から始まる。人々は自分たちの居場所を作るために、浮浪者や赤ん坊をロケットで宇宙に捨てはじめるが、そのさなか、宇宙からUFOがやってきて都市が襲撃される。 　主人公は政府に依頼され、人間が住める第二の地球を探しながら、UFOが現れた原因を突き止めなければならない。 　果たして地球の未来は……？

といった、やや大袈裟な物語だが、アチコチに変なところが見られる。しかし全体としてみれば、人口問題を扱ったシナリオであり、初期の頃と比べて格段の進歩が見られる。ただ、物語を最後まで考えてから作る、といったような制作スタイルはまだ取り入れられておらず、この物語がどのような結末を迎えるはずだったのかは、誰も知らない。

（今回はH.O SOFTの好意により、特別に、オープニングデモの全ての画像を紹介します）

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