〜松原湖〜
(2005/2/26〜2005/2/27)

小海駅 - 18:15

 数年前から小野田(赤)と計画していたワカサギの穴釣り旅行を唐突に決行。他の友人達も誘いたかったが、小野田(黄)は新婚旅行でイタリアに行っていたので、そっちはそっちで楽しんでもらう事にした。結果、男二人の旅行というちょっとアレな事になったが、気にしない。
 長野新幹線で佐久平まで行ってからJR小海線に1時間近く乗って、小海駅に到着。駅のホームで一枚撮影(以下、一部の写真はクリックすると大きくなります)。

リゾートイン立花屋 - 18:32

 北海道まで行かない程度の近場でワカサギの氷上穴釣りが出来るところ、という事で検索していたら出てきたのが松原湖。そのすぐ近くの「リゾートイン立花屋」に宿を決めた。部屋は、豪華な貧乏学生の下宿、といったような広さ(?)で、コタツが置いてあるのが落ち着く。今日のところは食事をして風呂に入って、明日の釣りに備える事にする。が、10時就寝が早すぎたのか、どうしても眠れず、結局3時過ぎまで話しこむ。5時40分起床なのに大丈夫か?

松原湖へ - 6:30

 5時40分になんとか起床。着替えて、宿の隣の釣り道具レンタル屋(兼喫茶店?)で、ひととおり道具を借りる(竿、椅子、テント、ストーブ、ドリル、エサ)。
 湖はホントに全面凍結していて、初めて見る景色はちょっと感動した。
 この写真は実際の時間よりも後(10時頃)に撮影した写真だが、6時30分の釣り開始時刻にも、ワカサギ目当ての客が結構たくさんいた。

起床、そしてドリルで穴開け - 6:40

 宿の人にポイントを教えてもらい、小野田(赤)とヒィヒィ言いながらテントやドリルや椅子を運ぶ(何故か重いものは全部小野田(赤)が持ってた気がする。御苦労さま)。どうも教えて貰った場所がよくわからず、テキトーに場所を決めて穴を開ける。ガリガリと氷を削る音がイイ。
 二つの穴をあけて、ドリルを店に返却(数が限られているので、いちいち返さないといけない)。ポイントから店まで結構距離があるので大変。

準備完了 - 6:50

 カタツムリテントを設営し、中に椅子、ストーブを設置して、いよいよ準備完了。今回、防寒装備を万全にして行ったのだが(帽子、厚着、手袋、防寒靴)、ここまではずっと動き続けていたため、特に寒いという事はなかった。それでもじっとしているとさすがに寒いので、テントの中に入っていよいよ釣りの開始!
 エサは「ラビット」という、要は特製のウジで、虫嫌いの二人は相当抵抗があったが、まあワカサギのためにはしかたがない。頑張って沢山ある針につけて、穴の中に糸をたらした。

アタリ無し…… - 7:00〜8:00

 ある程度予想していたが、アタリが全然こない。というか、開けた穴に氷がシャーベット状につまっていて、これでは細かいアタリなんかわからない(写真は取り除いた後のもの)。タナを変えてみたり、ピクピクと動かしてみたり、色々工夫するものの状況は好転しない。テントの中はストーブのおかげで暖かかったが、心が凍てついてきた気がする。

救世主登場 - 8:10

 完全にボウズを覚悟していた時、宿の人が様子を見にきてくれた。「全然駄目ッスね〜」と言うと、穴に詰まった氷を取り除き、素早くタナを調整。そして「エサは小さめのを選び15〜30分おきに変える」「底につける」「5cmくらい持ち上げる」「ピクピクと動かす」「10秒くらい待つ」「アタリが無かったら、またピクピクと動かす(繰り返し)」という必勝法(?)を伝授してくれた。すると、その伝授中に小さなアタリが!引き上げると、針には見事に小さなワカサギがかかっていた……。
 どうやら松原湖のワカサギはサイズが小さく、そのためアタリも小さいので、そのアタリを見逃さない事が重要らしい。

ワカサギ釣れました - 9:30

 松原湖ワカサギ釣りのコツを伝授してもらった(黒)と(赤)は、しばらくそのとおりに釣り続けた。すると(黒)にアタリが!素早くあわせて引き上げると、見事にワカサギがかかっていた……。その後も2匹、合計3匹を釣上げた。が、赤はポイントが悪かったのかなんなのかボウズ。それでもワカサギ釣りの雰囲気は楽しめた、と、思われる。
 とにかくワカサギ釣りは繊細で、アタリをわかりやすくするために穴の氷を取り除くのは必須、釣りの間も神経を集中させていないといけないため、地味ではあるものの、釣りの醍醐味を感じられる釣りであった……。

 このあと、9時過ぎに釣りを終了して、急いで朝食を食べたあと、10時にチェックアウト。電車までの時間をのんびり過ごし、宿の車で駅まで向かった。土産でも買おうかと思ったが、土産物屋には何故かうまい棒だとか、携帯電話のオモチャ(デザインは10年前くらいのモノ)だとか、よくわからないものしかなかったので諦める。駅のそばのショッピングセンターも日曜は休みだった。
 ワカサギが沢山釣れたら、小野田(黒)家でワカサギ天ぷらパーティでもやる予定だったのだが、合計4匹では無理なので、責任をもって小野田(黒)の家族で食べた。小さいものの、ちゃんとワカサギの味がした……と、思う。

 こうして、念願のワカサギ穴釣りの旅は終わった。週末を使った忙しい旅で、釣果もイマイチふるわなかったが、十分満足できる内容だった。
 最後に、今回お世話になった立花屋の皆さんに感謝しつつ、ワカサギ氷上穴釣り旅行記を終わります。